かくれ脱水を予防しよう

こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。

オリンピックが進行する一方で、東京の新型コロナウイルスの新規感染者数はついに3000人を超え、過去最多を記録してしまいました。
一都三県では病床使用率も100%を超えています。
これまで明らかとなったさまざまな問題のこともあり、現場の方々や選手の皆さんが素晴らしいパフォーマンスや結果を残せば残すほど、残念な気持ちが深まるばかりです。
新型コロナウイルスのために大変な思いや悲しい思いをする人が最大限抑えられ、いじめや差別を受けた人、受けている人も心から応援したいと思える、そんなTOKYO2020を作ることもできたはずだと思ってしまうからです。
言葉だけ、形だけ、理念をなぞるのではなく、ここ最近のオリンピックの中で最もその理念を体現する大会にしてほしかったと、心から残念に思います。

オリンピックに関わる人も、そうでない一般の人たちも、健康を損ないつらい思いをする人が一人でも少なく東京大会が終わるようにと願ってやみません。


オリンピックでは、新型コロナウイルス対策も問題となっていますが、一方で酷暑も問題となっています。

熱中症警戒アラートが出ている中での競技は、選手にとっても非常に負担の大きいことと思います。

夏もオリンピックもまだまだ続きます。

昨年よりもずっと新型コロナウイルスの感染者数が多いことを考えると、一般の私たちも感染対策と熱中症対策をうまく両立しなければなりません。

熱中症を効果的に予防するためにも、脱水を予防することを心がけてみましょう。


熱中症、脱水症と聞くと、めまいや吐き気、けいれん等の身体的な症状が思い浮かぶかもしれません。

しかし、そうした身体的におかしいと感じられる症状が現れているということは、程度の差こそあれすでに熱中症や脱水症になっていると言えます。

軽い脱水状態の時には、なんとなくだるい、元気がでない、集中できない、ぼーっとするといったような、一見気力不足のように思える症状が現れます。

このような状態をかくれ脱水のサインとすることで、身体的な症状に進行してしまう前に予防手段を取ることができます。


脱水の予防には、喉がかわいているかどうかにかかわらずこまめに水分を摂ること、あわせて電解質(塩分)の摂取にも気をつけることが大切です。

水分は一度に多量に摂るのではなく、一回にコップ一杯程度を一日のうちに七回ほどに分けてこまめに摂取します。

水やお茶だけでは電解質やミネラルが補給できないので、麦茶やスポーツドリンク、経口補水液等も活用しながら、水分摂取の回数を増やすように心がけましょう。


だるい、ぼーっとするというようなちょっとした不調は、つい見過ごしてしまいがちです。

特に夏は、そうした状態がデフォルトのようになってしまっている人もいらっしゃるかもしれません。

生活習慣のルーティンとして、決まった時間もしくはタイミングでの水分摂取と電解質摂取を取り入れることで、熱中症や脱水症にまで悪化するのを防ぐことができるようになります。


国はオリンピックを優先して、新型コロナウイルスの新規感染者数を減らすための対策を後回しにし、ワクチンの供給も滞っています。

昨年よりも体調管理の難易度がぐっと上がってしまった今年の夏を、どうか丁寧にご自愛なさってお過ごしください。


かしこ


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