「大」を「小」にして積み重ねる
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
今年もいよいよカウントダウンの時期に入りました。
相変わらず、気温のアップダウンの大きい予報が続いていますが、しっかりと体調管理をして、クリスマスと年末年始を迎えたいですね。
12月に入り、年末年始に向けての準備として、大掃除をされる方、考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし、掃除しなければならないところが多くて、やりたいと思ってもなかなか手をつけられなかったり、いざ手をつけてはみたものの、やってもやっても終わらない、果てしないように感じられて嫌になってしまった、という経験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「掃除」という言葉はひと言でも、実際に「きれいな状態」にするために必要な作業は、場所や状態によっても異なります。
また、単一の作業だけできれいになる場所もなく、一つの仕事として考えてしまうとあまりにやることの種類も手数も多くて、嫌になる理由に事欠きません。
リビングだけを考えても、ほこりの除去、床の掃除、敷物やカバー類の洗濯、窓拭きやカビ取り、エアコンの掃除、不要物の分別とゴミ捨て、物の整理整頓、等々。
キッチン、お風呂場、洗面所、玄関、トイレ、寝室、書斎等、場所の数、機械や道具の数だけ手入れが必要な箇所も方法も増えるわけです。
頭も身体もフル回転にして当たらなければならない、それこそ大仕事です。
考えるとやらなきゃいけないことが多すぎて、手をつけることすら億劫になってしまうくらいであれば、大仕事を小仕事に分割して、年末までに最低ラインの目標達成を目指すというのもアリではないでしょうか。
果てしなくなってしまわないように、手の届くところに果てを決めてしまうのです。
たとえば、時間や場所を区切ってしまうのも一つの手です。
自室のデスク周りを10分でできる範囲だけ片づける、1時間だけ服の断捨離を進める、今日はトイレだけピカピカにする、といったようなかんじです。
10分だけ、1時間だけ、と時間を決めた時は、タイマーもセットしておくといいでしょう。
まだ途中でも、ゴミを一つ捨てただけでも、タイマーが鳴ったら終わりにします。
また、できるだけタイマーが鳴るまでに、生活に支障がない状態に戻せるようにしておきます。
1時間と決めているのに、持っている服を全部出してしまったら、終わる前にタイマーが鳴ってしまって布団を敷くスペースがなくなってしまうかもしれません。
もう決めた1時間は過ぎてしまったのに、まだ捨てるも残すも決めていない服をしまい直す作業をしなければならないと、また嫌な気持ちになってしまいます。
小さく区切って進める時は、途中でタイムオーバーになってしまっても大丈夫な形を意識して作業を進めるようにしましょう。
小さな達成を積み重ねていくと、掃除に対して嫌な気持ちになることが減っていきます。
これは掃除だけでなく、他の道のりの長い何かに取りかかるときにも同じことが言えます。
少しずつでも、目指す状態に向かっていっていると実感を持てることが、モチベーションとなってくれるのです。
年末までに家中をピカピカにすることは難しくても、目のつくところ、手をつけられそうなところだけでもきれいになると、気分も変わってきます。
どうしても年の瀬は忙しなくなるものですが、できる範囲の小掃除やちょっとの片づけを積み重ねて、いつもよりすっきりとした気持ちでクリスマスと年越しを過ごせるといいですね。
かしこ
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