「好き」は内側の世界を広げてくれる

こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。

今年のゴールデンウィークは、緊急事態宣言下の外出自粛要請のために、例年とは異なる過ごし方をされた方も多かったのではないかと思います。

個人的には、連休直前の金曜日にお送りしたメルマガに書いた、「身じろぎもせず、微動だにせず、ただ一ヶ所に座っているということは、実際にはとても難しいもの」ということを実感するような連休でした。

仕事も在宅勤務になり、近場の買い物くらいしか外出しなくなってから、この連休でちょうど一ヶ月。

実際には「微動だにせず一ヶ所に座っている」状態とまったく同じではありませんが、感情が揺れ動き、ぱーっと動くことによって気分を変えたいと思った時に、思うように動くことができないというのは、やはりストレスになるものです。


緊急事態宣言が今月末まで延長となった一方で、特定警戒都道府県以外の県については、「新しい生活様式」を徹底することを前提に、制限の一部が緩和される方向とされています。

抑圧された期間が長ければ長いほど、我慢が必要なくなった時の反動には気をつけなければなりません。

特に、まだ新型コロナウイルスを確実に治せる治療薬や、予防できるワクチンがあるわけでもなく、しっかりと収束しきっていない状況での制限の緩和は、新たな感染爆発につながる恐れもはらんでいます。

今一度、自分が感染しないことが、自分自身の命、自分の大切な誰かの命、誰かの大切な他者の命も守ることにつながるということをしっかりと心に留めて、制限の緩和に喜ぶだけでなく、最大限できる感染予防対策をしっかりと続けていきたいですね。


新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛が長引くにつれて、「好き」がたくさんある人は強いなと、あらためて実感しています。

外出自粛は、外の世界の広がりを体感することを制限されてしまいますが、内側の世界の広がりを知っている人、広げる術を知っている人は、この機会を自分の内側の世界をさらに広く深く開拓するために活用することができます。

いろんな「好き」を持っていたり、「好き」になれるかもしれないものにとりあえず触れてみる軽やかさがあると、長期にわたる外出自粛、そして「新しい生活様式」を前提としたこれからの生活でも、ストレスを溜めるばかりではない楽しい体験や新しい体験を重ねることができるのではないでしょうか。


私自身は趣味が多い方ではなく、若い頃は読書や音楽は好きでしたが、最近は新しい作品に触れることが億劫になっているくらいでした。

それでも、この記事を書きながら久しぶりに好きな曲を聴いたら、だいぶストレスが緩和されました。

昔好きだったものにあらためて触れるにも、今はいい機会かもしれません。


外側の世界を広げにくい今の状況を逆手にとって、内側の世界をより広く深く拓いていくことのできる「好き」を見つけられたら素敵ですね。


あらあらかしこ


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