五月病の予防は早めのケアが大切

こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。

4月に入り、新年度が始まりました。
生活ががらっと変わった方も少なからずいらっしゃると思います。
新しいことというのは、これまでとは違う新鮮な刺激を与えてくれます。
新しいこと、これまでと違うことに楽しさを感じる人もいれば、不安や緊張、ストレスを感じる人もいます。
日本では、後者の方が多いかもしれません。

先日ニュース番組で特集されていましたが、今の中高生は卒業して高校や大学に入学する前に、SNSで「#春から◯◯高」「#春から◯◯大」というタグを使って、入学前に友だちを作ろうとする人が増えているそうです。
事前に入学式の時に話せる相手を見つけておくと安心だから、という彼らの気持ちは、まだSNSやインターネットがなかった年長世代にも共感できるものではないでしょうか。
慣れ親しんだ母校を卒業し、新年度から新しい学校、新しい環境に入ることが決まっている春休みに、すぐそこに迫っている未知の生活にそわそわしたり不安に感じたりしたことを覚えている人も多いと思います。
不安や緊張といった感情は長く続くと身体的にも負担が大きいため、できるだけ早く解消したくなるものです。

不安や緊張、恐怖、怒り等、心を波立たせ不安定にさせる感情は、不安定な状態から早く脱したいと感じさせます。
どっちつかずで不安定な状態にい続けることそのものが苦痛になるのです。
そのため、自分でも知らず知らずのうちに最も手近で安易な解決(できるように見える)方法に飛びついてしまいます。
不安定な状態に耐えられなくなった心が、最も早くその状態を解消してくれそうな方法を「ベスト(最も良い)な選択肢」に見せるのです。
本当にその方法が「ベスト」だったかどうかは、不安定な状態を脱し、安定した状態になってからでないと判別がつきません。

今年は新年度が始まってすぐ、例年よりも長い大型連休がひかえています。
例年のゴールデンウィークもいわゆる五月病の引き金になりやすいですが、今年はさらに長いお休みとなるため、不安定な4月を耐えた後にゆるんだ気持ちを戻すために気力が必要になる方も増えるかもしれません。

そうならないためにも、今のうちから自分の状態をしっかりと把握し、丁寧に心身をケアしてあげることが大切です。


自分の身体の状態、
 疲れている、
  睡眠が足りていない、
   身体の具合が良くない、etc…
心の状態、
 なにかと億劫でやる気がでない、
  いつもより感情の振り幅が大きい気がする、
   何もかも置いて逃げ出したい、etc…

負担は重なれば重なるほど、簡単なケアではリカバーできなくなっていきます。
カウンセリングでは、心のケアだけでなく、ご自身の状態を把握することからお手伝いすることもできます。

無理を重ねてしまう前に、きちんとご自身をいたわってあげてください。


かしこ

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