価値の時価
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
立春を過ぎたばかりで、東京でもしっかりと積もる雪が降りました。
関東は冬型の気圧配置だとあまり雪にはならないので、関東で雪が降るのも季節の変わり目に入ったといえるかもしれません。
2月は寒さが一層厳しくなる時期ですが、来週には東京で20度近い予報が出ており、今年も季節の変わり目は寒暖差が大きくなるようです。
どうぞお身体お気をつけてお過ごしください。
今度の土曜日は旧暦の1月1日、旧正月です。
中国では春節と呼ばれ、お休みを利用して来日する観光客が増えることから、日本でもニュースになるようになりました。
日本ではすっかりお正月の雰囲気は過ぎてしまいましたが、旧暦では今週末がお正月。
今年の目標をすでに立てられた方も、時期を逸してしまった方も、今のご自身が「大切だと思うもの」を見直してみてはいかがでしょうか。
人は、自分が大切と思うものや現実的な要請等、さまざまなものを頭の中で天秤にかけながら、時間や労力等の限られた資源をどこにどのように振り分けるかを選択しながら生きています。
日常を過ごす中で、自分にとって大切なもの、優先したいものを書き出したり、表明したりする機会は稀かもしれませんが、自分の中では明確に、またはぼんやりとでも重要度を感じ分けて、一つ一つの選択や行動の根拠としています。
こうした「大切なもの」は、日常の中であらためて取り上げて考える機会が少ないこともあって、自分の中で変化しているという感覚を覚えることはあまりないかもしれません。
しかし、時の経過とともに、歳を重ね、経験を重ね、時に微細に、時に大きく変化する環境に適応していくことで、人は多かれ少なかれ変わっていきます。
その変化にともなって、「大切なもの」も変わっていきます。
子どもの頃大切だったものを、大人になるまでの間にすっかり忘れてしまっていることもあります。
子どもの頃から変わらず大切で、大人になってからも生きる原動力になっているものもあるでしょう。
変わるものもあれば変わらないものもあり、今も昔と変わらず大切でも、それ以上に大切なものができることもあります。
「大切なもの」もその重要度も、その時の自分にとっての「時価」なのです。
たとえば目標を定めたり、抱負を立てたり、一つひとつの選択や行動を決める時等に、自分が大切にしたいもの、限りある資源を注力する優先順位を自覚しているかいないかは、定める目標や抱負、選択や行動の内容に大きく影響してきます。
「なんとなく」「ぼんやりと」よりは、今自分が大切にしたいものたちと、それらの優先順位を明確にすることで、日常の選択や行動で迷ったり、大切にしたい方を選びそこねるようなことを減らすことができるのです。
過去のブログ記事で、今の自分の大切なものとそれらの優先順位を明確にするための、Value & CriteriaというNLPの技法を紹介しています。
ご自身で簡単にとりくんでいただけるワークですので、ぜひ今のご自身にとって価値あるものとその時価を見つけてみてください。
かしこ
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