自分の言葉を一番聞いてるのは自分
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
6月も半ばに入り、各地で梅雨入りが発表されました。
天気もですが、気温も安定しない日々が続いています。
東京でも、昨日までは4月並みの気温と言っていたのが、今日は熱中症に注意と言われています。
どうぞ皆さまお身体お気をつけてお過ごしください。
しとしとと雨の降る日が増えると、きらきらしく晴れた日よりもなんとなく、気持ちが内向きになるという方もいらっしゃるかもしれません。
「物思いにふける」と聞くと、スカッと晴れた空よりも小糠雨にけぶる空の方がイメージに合うように感じます。
一人考えごとを巡らせている時も、誰かと話をしている時も、嫌な思いをして聞こえるか聞こえないかというくらいの声で毒づく時も、あなた自身はいつもあなたの言葉を一番に聞いています。
誰かに向けて言った言葉も、書きとめた言葉も、スマホにフリックでつづった言葉も、自分はすべて聞いています。
心の内だけで巡らせる言葉は他の誰にも聞こえませんが、自分だけはそれもすべて聞いています。
自分の中に浮かび上がる言葉はすべて、他の誰が聞いていなくても、誰かに向けた言葉であっても、まっ先に自分自身が聞くことになるのです。
口に出す言葉、文字に表す言葉、心の中で巡らせる言葉、いつもどんな言葉を使っているでしょうか?
静かな言葉、勢いのある言葉、強い言葉、弱い言葉、論理的な言葉、感情的な言葉、等々…。
最近どんなことを考え、どんな言葉を使っていたか、少しふり返ってみましょう。
日々の生活の中には、私たちの外にも内にも非常にたくさんの言葉があふれています。
その中に、自分にとって心地いい言葉はどれくらいあるでしょうか?
心を安らげる言葉はどれくらいあるでしょうか?
残念ながら、他者の使う言葉はコントロールできませんが、自分の使う言葉は自分で選ぶことができます。
特に心が疲れている時は、自分の心にやさしい言葉を少しでも多く聞かせてあげられるように、心がけてあげてください。
すでに癖になっている言い方や言葉選びを急に変えることは難しいかもしれません。
最初はぎこちなくても、ほめる言葉、ねぎらう言葉、いたわる言葉等を思うだけでもかまいません。
自分の心の滋養になるような言葉や表現を意識してあげてください。
自分が使う何気ない言葉、表現、身の回りにあふれるたくさんの言葉、表現。
大地が雨の質を選べずに降るものを受け止めるように、私たちの心も日々たくさんの言葉を受け止めています。
せめてご自身が使う言葉の中には、ご自身の心をいつくしむものを入れてあげてください。
かしこ
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