今日の余力は何点でしたか?
先日の勤労感謝の日で今年最後の祝日も終わり、今年もラストスパートといったところです。
すでに忙しなくなってきたという方も、これから忙しくなるという方も、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
公私ともにやることが増え、忙しくなってくると、自分のペースを保つことが難しくなってしまいます。
体調管理をはじめとする自己管理の第一歩は、自分の状態を正確に把握することにあります。
忙しいタイミングの時ほど、こまめにご自身の状態をモニタリングする機会を作ってあげてください。
日記をつけるのは、書くのに時間をとられすぎたり、日記に書くほど特別なことを思いつかなかったりして三日坊主になってしまうという方も少なくないかもしれません。
日記までしっかりとした記録ではなくても、一日の終わりのタイミングに、今日を終えたところでのご自身の余力を、100点満点としてパッと思いつく数字で記録するようにしてみてください。
体力だけでなく、精神力、心の余裕を含めて考えた今の余力を、100点満点中何点かで表して記録していきます。
普段使っている手帳の今日の日付のところに書き留めてもいいですし、スマホ等のカレンダーアプリを活用して記録すると、寝る直前に思い出しても簡単に記録することができます。
まずは一週間、記録を続けてみて、ご自身の状態をふり返ってみてください。
日々、一日が終わる頃、ご自身がどれだけの余裕をキープできているのか、いないのか。
時には、特別忙しい日じゃなかったという時でも余力があまり残っていなかったり、逆にすごく忙しかったけれど充実感や達成感からそれほど消耗していなかったという日があると気づかれるかもしれません。
一ヶ月、半年と、記録が積み重なると、「あ、最近ずっと余力が低迷しているな…」とか、「この時は大変だったと思ったけど、その時の自分はちゃんと余力を残しながらがんばってたんだな」というようなことが見えてくるようになります。
前日の余力がどのくらいの点数だと調子を保ちやすいとか、余力が何点以下の状態が何日くらいつづくと本当にまずいといったご自身の傾向も把握しやすくなります。
自分の状態は自分でよく分かっているつもりでも、その時その時の感覚はどんどん新しい感覚に上書きされていってしまうので、経過をつかむためには記録が欠かせません。
細かい記録ももちろんとても役に立ちますが、続けること、積み重ねることが大切なこうした記録は、三日坊主になってしまうよりは、自分が続けやすいように簡単に、シンプルに工夫することもとても効果的です。
そして、今の余力と思ってパッと思い浮かぶ点数というのは、原因と結果をいろいろと考えて出す点数よりもずっと、実際の自分の感覚に正直な点数が表れるものです。
忙しい時ほど、自分の状態を大丈夫な方へと見積もってしまうことも少なくありません。
無理を重ねてしまわないように、最小限の手間でしっかりとご自身の心身の状態をモニタリングしながら、忙しない時節を乗り切りたいですね。
かしこ
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