#公認心理師試験 5ヶ月の間心がけたこと

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。


第四回公認心理師試験の受験日が公示され、受験の手引の申し込みも始まりましたね。

9月19日の試験日まで約5ヶ月。

私が第三回試験の受験勉強に本腰を入れ始めたのも、試験日の約5ヶ月前でした。

出題範囲が広く、どれだけ勉強しても足りないように感じられるかもしれませんが、5ヶ月というのは決して短すぎるということはありません。

受験生の皆さまに追い風が吹きますことをお祈りしております。


前回までで、公認心理師試験の受験勉強のために購入した書籍のレビューが終わりました。

勉強するために必要なものをそろえ、環境を整え、時間を作っても、数ヶ月の間受験勉強を続けるのはなかなか簡単なことではありません。

勉強だけしていればよかった学生時代と違い、勉強以外のやらなければならないことには事欠きません。

何より私の場合、「試験のための勉強」という活動から離れて久しい頭は、勉強モードをすっかり忘れているようでした…。


集中して続けるには長く、マイペースで続けるには短すぎる5ヶ月という期間に、受験のための勉強を積み重ねるために心がけたことをメモしておきたいと思います。


①勉強時間と内容の記録をつける

勉強方法のふり返りの際にも取り上げましたが、友人からスタディープランナーという勉強用のスケジュール帳をプレゼントでいただいたことが取り入れるきっかけでした。

TO DO LISTの欄にその日勉強をした項目を記録し、TIME TRACKの欄に勉強時間と勉強以外の時間を色分けして記録しました。

その日のNOTEをメモする欄もあり、気が向いた時には気分や思ったことをメモしておきました。

一週間ごとにふり返りをするページもついており、各曜日の勉強時間をグラフにして、その週のよかった点と悪かった点、思ったこと等を記録しました。

記録することで、自分の一日の時間の使い方が一目瞭然で分かるようになり、自分の心身のコンディションを把握し、どこに行き詰まりを感じているのかを把握しやすくなりました。

私にとっては、時間の使い方が可視化されたこと、勉強の進捗と一緒に自分の状態を記録していたことがかなり助けになったと思います。

毎日記録をつけることを負担に感じることもありましたが、最低限の内容でも記録を続けたことはよかったと思います。


②やる気が出ない日も10分だけでもいい、何でもいいから手を付ける

どんなに試験に合格したいと思っていても、日々同じだけのモチベーションを保ち続けることはなかなか難しいものです。

その日にあったことや体調等、さまざまな理由でやる気いっぱいの時もあればなかなかやる気が出ないという時も当然あります。

残念なことに、私はやる気満々という時の方が少なく、自分のモチベーションに頼っているだけではこれまでなかった勉強というルーティンを作るのは至難の業だったと思います。

ダイエットや筋トレ等、「継続すること」が何より重要な場合、大切なのはハードルを上げすぎないことです。

やる気がある時の基準で毎日のノルマを決めてしまうと、やる気がない時には無理をしなければならなくなり、自分で決めたノルマが達成できないという失敗体験が重なると続けることができなくなってしまいます。

やる気があってもなくても関係なく、毎日やろうと思えば続けられる方針だけを決めて、それを積み重ねていくと、慣れてきた頃ややる気のある時にはノルマ以上のパフォーマンスを発揮することになり、成功体験を重ねることができます。

私の場合は、時間は短くても、本の一節だけでいいから、とにかく毎日何かしら受験勉強につながることに手をつけることを心がけました。

ほんの少しでもスタディプランナーに書けることを作る、という気持ちです。

一度手をつけると、一節のつもりが一章読んでいたということもあれば、10分のつもりが5分しか机にいられなかったということもありました。

いずれにせよ、短い時間でも一日の中に「勉強」を意識する時間を作るように努めました。


③自分を追い込みすぎない

その一方で、どうしてもやる気がでなくて、最低限の5分も10分もできないという日もありました。

勉強する時間は作っても、毎日数十分くらいしかできない週や、勉強時間は長くても全然進まない時期もありました。

「できなかったこと」に焦点を当てすぎて勉強が嫌になってしまっては本末転倒なので、できなかったことをあまり責めすぎないように気をつけました。

時々であれば勉強をしない日があっても仕方ない、これをやろうと思っていたけど気が乗らないから別のことをしよう等、きっちりと決めすぎず、自分のコンディションと相談しながら息長く続けられるようにすることを心がけました。

スタディプランナーの記録で、できたところもできなかったところも可視化されるので、毎週のふり返りでは必ずよかった点を一つは挙げること、よかった点より先に悪かった点を書かないことを気をつけました。


④定着具合を定期的にチェックする

継続するためにハードルを上げすぎず、自分を追い込みすぎないようにすると、自分を甘やかして歯止めがきかなくなる可能性も当然あり得ます。

一つは、スタディプランナーによる記録が、甘やかしに対する歯止めになりましたが、それとともに、毎月必ず過去問で勉強の定着具合を確認したことも肝要だったと思います。

一ヶ月の間費やした勉強がどの程度の成果を上げているのかいないのか、確認するにはやはり過去問が一番だと思います。

試験と同じように時間を測りながら、午前問題と午後問題に一日かけて取り組み、終わってすぐに答え合わせをして、自分の勉強した範囲と結果を照らし合わせることで、この先の勉強の指針を考えるのが毎月末の締めくくりでした。

勉強が足りていないところ、勉強したけど頭に残っていないところが、過去問を解くことで浮き彫りになります。

点数はもちろんですが、どんな問題でつまづいているのか、自分が解けると思った問題はきっちりできているのかいないのか等、今できている部分とできていない部分を把握し、これからの勉強で焦点を当てるところを絞るためにも、過去問による定期的なチェックは大事だったと思います。

緩んだ気を引き締めるにも、過去問は効果抜群でした(笑)



長くなりましたが、自分の気持ちだけで続けるには5ヶ月という期間は長く、人それぞれ工夫が必要なように思います。

各人で事情も環境もコンディションも異なると思いますが、何かのお役に立つことがあればさいわいです。


かしこ


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